第9回 予想フィルターの検証
難易度 ★★
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9月12日に発売された「競馬道」シリーズの最新作「競馬道Pro5」。IPAT対応機能が強化されたほか、「重賞過去走表示」機能の追加や、予想理論の項目に「直結指数」が加わるなど、さらなる進化を遂げている。今回は、そんな「競馬道Pro5」の新機能のひとつ、「予想フィルター」について紹介したい。


予想フィルターとは −各馬の予想結果ポイントを自動で補正−

 「予想フィルター」とは、予想理論による予想結果に「休養明け」や「初芝・初ダート」などといった要素から各馬のポイントを増減し、予想精度の向上を図る機能だ。数多くのレースを予想理論で予想していると、土日に何レースかはほぼ必ず、休養明けの馬や、中央入り後の成績が振わない地方出身馬など、好走が極めて難しそうな馬に重い印が並んでしまうことがある。そんなとき、これまではユーザ自身の判断で個々の馬を見極める必要があったが、その作業を自動化できるのが「予想フィルター」機能。あらかじめフィルターをかける条件とポイントを決めておけば、それが理論の予想結果に自動的に反映されるのだ。


画面:フィルター設定画面
(1)出走間隔 前走からのレース間隔を設定して、休養明けの馬を減点する
(2)(地)[地]馬 地方競馬出身馬や地方所属馬を減点する。過去数走以内の重賞勝ち馬はポイント増も可能
(3)初芝・初ダート 指定したレース数以上の出走経験がある馬が、初芝・初ダートだった場合に減点する
(4)騎手 国内G1優勝経験のある外国人騎手の騎乗馬のポイントを上乗せする
(5)距離 指定したレース数以上の出走経験がある馬に、±400m以内の距離経験がなければ減点する
(6)クラス
(格上挑戦・降級)
前走と比較して、クラスが上がった馬や下がった馬のポイントを増減する。前走との比較となるため、前走が格上挑戦の場合は「降級」扱いになる
   
予想フィルター値の設定変更
 この「予想フィルター」の設定値は、ユーザ自身が変更できる。「競馬道Pro5」の初期設定値は、過去のレース結果から最適と思われる数値を導き出したものだが、これは、すべての理論やユーザの予想スタイルに当てはまるものではない。例えば「初芝や初ダートこそ穴になる」という視点から、種牡馬のコース実績などを中心に据えた理論を作ったとすれば、「初芝・初ダート」の減点は不必要になる。また、「GI級の馬なら休養明けは気にしない」という人なら、GIの前哨戦に限って「出走間隔」の項目を調整するといいだろう。状況に応じてポイントを増減するだけではなく、フィルターをかけたくない項目のポイントを「0」にしてしまう、ということも可能だ。
 
【検証!】予想フィルターの効果は?
設定
的中率
回収率
フィルターなし 21.2% 71.5%
フィルターあり 24.5%(+3.2% 78.3%(+6.8%
フィルターあり
+地方オプション
24.5%(+3.2% 80.6%(+9.1%
表:予想フィルター検証結果

検証期間:2003.1.1〜2003.9.14
1600万条件以上(2歳戦、障害戦を除く)の219レースを競馬道汎用理論/上位4頭馬連ボックスで予想

 では、実際に「予想フィルター」の効果を「回収率計算」機能を利用して検証してみよう。検証したのは、今年、9月14日までに行われた1600万条件以上(2歳戦、障害戦を除く)の全219レース。理論は「競馬道汎用理論」を利用し、予想印上位4頭の馬連ボックスで計算を行った。その結果は別表の通り、フィルターを適用することで的中率は3%以上、回収率はなんと7%近くも向上している。もちろん、個々のレースを見ていけばフィルターを適用したことで逆に外れてしまうこともあるが、長く使えば使うほど、確実に効果を発揮するのが「予想フィルター」だと言えるだろう。
 また「予想フィルター」に加えて、オプション設定で「中央競馬開催以外のレースは予想で使用しない」にチェックを入れると、さらに回収率が向上する。このオプションは、予想するレースや適用する理論によっては、地方競馬でのみ好成績を残している騎手や種牡馬が高評価を獲得してしまうことがあるのを解消するためのもの。予想フィルター同様、状況に応じて利用したいオプションだ。
   
今回のまとめ
 「予想フィルター」を適用すると、理論による予想結果の信頼性が一層高まることはおわかり頂けただろうか。ただ、今回紹介したのは、特定の条件においてフィルターを初期設定のまま利用した結果に過ぎない。個々の理論やユーザの予想スタイルに応じた「予想フィルター」が幾通りもあるはずで、「回収率計算」機能で検証を重ねたり、予想フィルターを適用した状態で「最適理論構築」を行うなど、「競馬道Pro5」の機能をフル活用して、自分に合った「予想フィルター」を作り上げてほしい。
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文/浅田知広
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