第3回 徹底検証!「最適理論の構築」(2)
難易度 
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競馬道Pro2の人気機能のひとつが「最適理論構築」機能。前回は、予想理論を作成する際に利用したレース数によって結果がどう変化するのかを検証。その中で、ある理論から予想項目を1つ削除しても予想結果が変わらなかったり、あるいは的中率がかえって高くなることすらあることが判明した。そこで今回は、当たる理論、当たらない理論に使われている予想項目に、それぞれどんな特徴があるのかを分析していきたい。難易度は★5つだが、じっくりと研究して是非とも回収率アップに役立ててほしい。

当たる理論/当たらない理論にほとんど違いはない?
 検証に利用した理論は、各競馬場40個ずつの合計120個。そのうち60個については前回の結果を利用し、今回は新たに60個の理論を追加、検証した。今回の理論作成に利用したのは、3歳以上(500万〜オープン)の平地競走のうち、馬連配当が100円から9990円だったレース。前回同様、対象レース数が多いもの(新潟・小倉は7月13日〜8月11日、札幌は昨年の全レース)と少ないもの(8月11日〜12日)を競馬場ごとに10個ずつ作成した。
 なお、的中率、回収率の集計には「回収率計算」機能を用いず、実際のレース前に予想した結果(馬連)をもとに集計している。
作成した理論中、ピックアップされた項目(作成した理論数:120)
 
的中率80%以上
的中率50%以下
上がり3F
70
前半3F
26
上がり3F
26
着差タイム
69
上がり3F
24
着差タイム
24
前半3F
64
レコード指数
23
前半3F
18
レコード指数
54
着差タイム
19
レコード指数
14
距離適性
47
距離適性
16
トレーナー距離適性
12
オッズ評価
33
騎手コース勝率
12
距離適性
12
騎手距離適性
27
騎手コース3着内率
12
騎手距離適性
12
騎手コース3着内率
26
オッズ評価
11
騎手コース連対率
10
騎手コース勝率
トレーナー距離適性
トレーナーコース実績
23
トレーナー距離実績
10
トレーナーコース実績
8
10
-
-
平均タイム
10
オッズ評価
8
 まず目につくのは、的中率に関わらずタイムに関わる予想項目(前半3F、上がり3F、着差タイム)が多く採用されていること。予想理論を作成する段階ではタイム項目を採用すると当たりやすいが、実際の予想ではタイム項目の有無が理論の優劣には直結しない、ということになる。続いて多いのがレコード指数、距離適性、そしてオッズ評価の項目。このうち、レコード指数とオッズ評価は当たる理論の方にやや多く採用されていることがわかる。距離適性と的中率との関連が薄いのは、既に距離適性がはっきりし、同じ距離ばかりに出走する馬が多い古馬戦を集計対象にしたためだろう。他に、的中率の低い理論に騎手コース連対率やトレーナー距離適性が多く採用されているのに対し、的中率の高い理論では騎手コース勝率やトレーナー距離実績が多いことにも注目したい。連対率よりも勝率、適性よりも実績といったように、条件が厳しい予想項目を採用した理論ほど的中に近いのだ

・タイム(「前半3F」「上がり3F」「着差タイム」)は頻繁にピックアップされるが、的中率には直結しない
・「レコード指数」「オッズ評価」をピックアップした理論は、当たるものの方が当たらないものよりやや多い
・既に適性が明らかな馬が多い古馬戦では、「距離適性」が的中率に与える影響は小さい
・連対率より勝率、適性より実績と、予想項目の条件が厳しい理論の方が当たりやすい

項目別に分析! 当たる理論の特徴とは?
的中率の低い理論の項目を削除する
 
▲的中率の低い理論で1つ項目を削除する

 左のグラフは、的中率が低かった理論について、予想項目を1つ削除して回収率を計算し直したものだ。その結果は、どの予想項目を削除しても、ほとんどの理論で回収率がアップするというもの。特定の項目が足を引っ張っている、ということはないようだ。逆にもともと的中率・回収率の高い理論では、予想項目を1つ削除しても大勢には影響を及ぼさないケースが多い。1つ1つの項目より、全体のバランスが重要だと言えるだろう。
回収率によって及ぼす影響の異なる項目
  削除前 削除後
新潟理論1
1130%
180.0%
新潟理論4
1070%
168.9%
小倉理論6
87.4%
76.9%
小倉理論20
87.2%
87.2%
小倉理論2
37.0%
87.5%

例)「上がり3F」を削除する
上の検証では「回収率の高い理論では、予想項目を1つ削除しても大勢には影響を及ぼさない」としたが、項目によっては大きな影響を及ぼすものもある。「上がり3F」はそのひとつで、回収率の高かった理論からこの項目を削除すると、当たりづらくなる傾向が見られた。ただ、回収率が80%前後の理論ではあまり影響がなく、回収率の低い理論ではかえって当たるようになっている。これはレコード指数でもほぼ同様だ。

回収率に関わらず、影響の低い項目
  削除前 削除後
札幌理論4
83.7%
85.0%
新潟理論6
106.9%
106.4%
札幌理論5
45.5%
49.8%
小倉理論1
40.0%
61.3%
小倉理論2
37.0%
43.7%

例)「前半3F」を削除する
同じ「タイムに関わる項目」でも、回収率に関わらず、削除してもあまり影響を与えないのが「前半3F」だ。回収率が低い理論で多少成績が上向く傾向が見られるとはいえ、他の項目を削除したときに比べれば大きな差はないと言える程度。回収率が高い理論では、削除したことによって外れるレースがある一方、逆に当たるレースもあるため、トータルでは同じような回収率に落ち着いている。着差タイムでも同様の傾向だ。


当たる理論では、予想項目を1つ削除した程度なら結果に影響はないことが多い。各項目がバランス良く作用して、好結果を残していると言えるだろう。逆に当たらない理論では、予想項目を少し変えただけでも成績が劇的に変化する傾向が強い。控除率(25%前後)を考えれば、回収率が75%を大きく下回るような理論はなにか問題を抱えているはず。項目によっては思い切って削除して、予想結果を再検証してみてはどうだろうか。

作成した理論を改造しよう!
 作成した理論を調べると、当たる理論には同じ「騎手コース」の項目でも「連対率」より「勝率」が多くピックアップされていることは先に説明した通り。そこでここでは、作成した理論の項目を厳しいものに入れ替えて改造すると、予想結果にどんな影響が出るのかを検証してみた。
理論項目を入れ替えて、的中率を上げる
新潟理論11での改造例
3回新潟5日目8R
1着(16)2着(7)
16 メジロベネット   ×
マイネアクティース

新潟理論18での改造例
3回新潟6日目新潟記念
1着(1)2着(4)
トーワトレジャー × ×
アグネススペシャル

 改造に利用したのは、成績が芳しくなかった2つの理論。いずれも「トレーナー距離適性」がピックアップされており、1つは他に「騎手コース連対率」が、もう1つは「騎手距離連対率」がピックアップされていた。左表にある一番左の予想印がこの段階でのもの。ここから、「トレーナー距離適性」を「トレーナー距離実績」に変更し(予想印:中央)、さらにそれぞれの騎手項目を「連対率」から「勝率」に変更してみた(予想印:右)。その結果、当初は外れていたレースが的中した例があった他、的中には至らなくても連対馬の印が厚くなったレースも見られた。予想項目を厳しく改造する、という方向性は正しいと言えるだろう。もともと成績が良かった理論では改造の影響はほとんどなかったので、的中率の高い理論に使われる項目を参考にして、積極的に改造してほしい。


・予想項目の条件を厳しくすると、外れていたレースが当たるようになる理論がある
・馬連予想でも、予想項目を連対率から勝率に変更すればヒモに拾える馬が出てくる可能性がある
・もともと回収率が高かった理論では、予想項目の条件を厳しくしても影響はほとんどない
今回のまとめ


▲8/25新潟8R 3連複23,810円!


▲8/25新潟8R 馬単32,810円!

 前回に続いて「最適理論構築」機能について検証してしみたが、いかがだっただろうか。この2回からまず言えることは、同じ条件で作成し、同じ的中率・回収率だった理論でも、実際の予想では当たるものと当たらないものに分かれること。中には、当たらない理論に多い「騎手コース連対率」をピックアップしながら当たる理論もあり、予想項目だけから信頼性を判断するのはかなり難しい。理論を多めに作成し、1〜2週にわたって検証して好成績を残した理論を、実戦に投入するといいだろう。たとえ1週だけの検証でも、左のような万馬券にありつけることだってあるのだ。的中に近道なし! 労力を惜しまず、時間をかけて予想理論と格闘すれば、きっと何本もの万馬券を仕留めることができるに違いない。
 次回は、いよいよ9月20日に発売になる競馬道Pro3について。さらにパワーアップした「競馬道」の新機能を中心に紹介したい。
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文/浅田知広
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