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今回は、私が最も多用している予想法を2006年のスプリンターズSを例にとって紹介しましょう。 |
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万馬券は穴馬が絡むことで発生する。
しかし、16頭立てなら、10頭以上が穴馬候補となり、これらの馬をすべてチェックして穴馬を探すのは、あまりにも効率・精度が悪すぎます。
そこで考えたのが、目隠し機能。「目隠し」をチェックして、出馬表を7頭立てにします。8位以下の馬の複勝率は10%未満。これらの馬をあらかじめカットして予想するのです。ウイニングアイのランキングと実際の人気は比例しないため人気とのギャップが発生してきます。人気馬を人気どおりに買ってしまうと負けてしまう。人気薄を人気どおりに買っても負けてしまう。好走する確率は高いが、人気のない馬を見つけることが勝つ秘訣です。1位〜7位の馬は好走する確率が高い馬たちなので参考にしてください。 |
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上位3頭の複勝率はそれぞれ、1位馬=55%、2位馬=45%、3位馬=35%。馬連しかない時代では、1位馬との組合せで万馬券を獲ることは難しいことでした。しかし、今は3連複・3連単で馬券を買えば、1位馬絡みでも簡単に万馬券が狙える時代になりました。素直に確率が高い1位馬を軸にすればいいわけです。上位3頭の勝率はそれぞれ、1位馬=23%、2位馬=16%、3位馬=11%であるため、3連単では1着固定にします。
このケースでは、13番テイクオーバーターゲットが軸馬として選出します。 |
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1位から7位の中で1番人気がない馬が推奨穴馬です。予想オッズで判断することができます。不運にも当日選んだ穴馬が人気になってしまった場合には、勝負を見送るか、他の穴馬を探します。穴馬は配当的な妙味が保障されてこそ狙えるからです。穴馬は激走しても3着までというケースが最も多いので、3連単では3着固定にします。
この穴馬が1着〜3着になった時の着順別の占有率を見てみると、1着=19%、2着=33%、3着=48%となっています。ほぼ、2回に1回は3着になることがわかっていただけるでしょう。
このケースでは、2番タガノバスティーユが穴馬として選出します。 |
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軸馬、穴馬を除く、1位〜7位の残り5頭が相手馬となります。
上位3頭の複勝率は既に述べたとおりですが、4位〜7位の複勝率は平均25%となっています。3連単ではこの5頭が2着候補となります。
結果は、
1着 13番 テイクオーバーターゲット(軸馬)
2着 4番 メイショウボーラー(相手馬)
3着 2番 タガノバスティーユ(穴馬)
となり、3連複が56万9750円、3連単が263万7570円の超特大万馬券となりました。
ただ、競馬はそんなに甘くありません。確率的にはほとんどがハズレ馬券となります。しかし、確率は低くても十分な見返りが期待できるのでこの予想法を多用しています。 |
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※以上、文中に出てくる検証結果(赤文字で表される数値)は、2000年1月5日〜2006年8月27日に開催された新馬以外のレースでの検証結果(ただし、3連単は、2005年1月5日〜2006年8月27日での検証結果)。 |